RSS

顔面麻痺の治療

21 5月

今年2月に顔面麻痺になり、入院もしたけど、結局、全く動かないままだった。もうすぐ5月も終わるけど、何も変化はなく、東京医科大学病院からは、手術を試してみることも勧められる。が、手術はあくまでチャレンジみたいなものだそうで、やってみないと分からないとの事。それよりも、全身麻酔や後遺症が心配だった。相方には、リスクが少しでもあるなら、このままでもイイよと言われる。「歪んだ顔が好きだよ。」って言ってくれる。相方の深い愛情に触れて、手術はしないことにした。が、やはり動かない顔は、自分では、とても好きになれない。鏡に映ったり、写真を撮られたのを見ると、ギョッとする。自分じゃないみたいなのだ。特に、表情をつけると、ますます顔が歪む。ニコニコしてる時に、不意に鏡に笑顔が映ると、もう笑えなくなる。

中学生の頃、「人間失格」を読み、冒頭に登場する「仮面の少年」が自分自身のようで、すごく驚いたことがある。どうすれば大人が喜ぶかを観察し、表情や言動を意図的に変えて、周りを操る事を、自分自身がやっていたからだ。絵画コンクールでもいつも一位だったのは、大人や審査員が喜ぶ絵を知っていたからだ。そして、それは最近まで続いた。どうすれば、まゆげひとつの動きで、人の気持を操れるのか知っていたし、そんな事を、映画の演技指導にも応用できていた気がする。

しかし、今の相方と巡り会ったり、役者との触れ合いで人を信じられるようになった。初めて「人間」になれた気がした。そうしたら、今度は、顔面麻痺になった。感情を素直にだせるようになった途端に、それを封じられた。嬉しいのに、歪んだ顔になるのだ。

写真を撮りながら、どうすれば歪まないか研究しても、難しい。もう無表情の仮面のままでいることが多くなった。自業自得という言葉で、なんだか妙に納得する。

現在、準備中の「教室」の主人公も、似たような感じの運命を辿る。醜い烙印を顔に刻まれるのだ。脚本が先だったが、よく自分の脚本は、予言することがあるので、今回もそうなのだろう。まさに、脚本をもっと深く理解しろと神様が言っているかのようだ。

今日から、鍼治療を開始した。ビリビリ電流を流している。うまくいけばいいんだけどなと思う。映画をちゃんと作れば、動いたりして。そうなればいいな。

(写真:麻痺しているので、目が閉じないのです。)

 
コメントする

投稿者: : 2012年5月21日 投稿先 雑談

 

タグ: , , ,

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

 
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。