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謹賀新年

05 1月

gamen

「ようこそ、美の教室へ」の準備を本格化させます。

その前に、私の作品歴を見ながら、なぜ、この作品に至ったのかを漠然と考えていました。「ようこそ、美の教室へ」の核は何かについて、想いをめぐらしたのです。

『SPICA』までの作品は、すべて根本に、私の死への恐怖を抱えていたと思います。しかし『SPICA』を作る事と、同時期に現在の相方とめぐり合う事で、恐怖心を達観し、脚本を書けなくなってしまいました。立ち上げた会社も落ち着いたので、2011年から、また脚本を書こうとモガくのですが、どれも自分の中で、未消化のまま、題材は積み上げられていきました。

2012年、母親と自分自身が病に倒れ、美しかった母親が、心身ともに崩れていく様を体験し、自分自身も顔面麻痺で痛々しい存在となったのをキッカケにして、人間の儚さを実感し、また「何故、自分は作品を作るのか?」という根本に立ち戻る事となります。

性欲と芸術欲から得られる恍惚感を比較吟味したり、美しさの中に潜む死そのものとも立ち向かい、脚本を書き上げることが出来ました。

美しさも死も全て「繰り返し」の概念には敵わぬという事実、「繰り返し」こそ全ての中毒の正体であるという事実を、どう映像にすべきかと、練り上げていったものが、この「ようこそ、美の教室へ」であります。この様な意味の思索、神話的普遍性は、これまで日本映画が不得意としている題材であると思います。

それを提示したいと思うのです。それは、私や母の死が、作品に帰結するという私自身の願いであり、救いとなるものであるからです。

皆様、今年は、私にとって、一番重要な年になります。45歳になって、ようやく成し遂げようとする映画です。映画を作る者は、人生を掛ける作品が、その生涯に一本有るか無いかです。その現場に、どうぞ立ちあって、力を貸してください。

 
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投稿者: : 2013年1月5日 投稿先 進行, 脚本, 雑談

 

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