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ローグワン ひどい(ネタバレ)

18 12月

スターウォーズを小学生から観て来たので、フォースと共に人生を歩んできましたが、ローグワンは撮り直しが多く脚本もめちゃくちゃで、かなり混乱している作品でした。スターウォーズと言えども監督の失敗がここまで影響するとは残念です。

はじめに言っておきますが、ラストの10分は完璧です。スターウォーズ史上最大の興奮があります。小学生の頃のあの冒頭の興奮と完璧につながります。レイアの微妙なブスっぷり。このお嬢様のブス力は悲劇をコメディに変えてしまう強さを持っています。希望とは、この悲壮な物語の転換をしてしまう無知のお姫さまキャラ登場だと思います。ジンの悲壮感とは大違いで救いです。(この見事なラストだけは映画史に残すべき。あとは忘れたい。。。)

そのラスト10分を除くと、あまりにもひどい脚本です。最近の観客はラストさえ良ければ、全て良かったという観客が多いので、そこに甘えているとしか言えません。このラストをカットしちゃうと、絶対にブーイング作品です。

まずは、生い立ち描写。悲劇にしたいが為の母親の無能っぷり。少女の悲壮感。父親が悪者ではないかという疑念をもっと抱かせても良いのに、善人確定描写。これでは、意外性も無く、家族は信頼するべきだという価値観に寄り添いすぎる展開も見え透いてしまい、後半に活かせません。

そして成長したジンは最初から囚人で何もしていない。救いに来た反乱軍の言う通りに、行動します。これもいただけない。ワクワクさせません。ここは、名前を変えて、反乱軍のひどい仕事をしてきたスパイとして登場させるべきです。そして、娘こそが、デススターの開発者である父親を抹殺する秘密の指令を受けるべきです。でないと、映画の中での主人公の葛藤や、選択、そして行動に、観客が引き込まれません。こういう選択して行動する女主人公こそ、スターウォーズには必要です。反乱軍のお使いで父親に会いにいくなんて最低。(←自分で探す行動力も無い。。。)父親を狙撃しようとしてやめたサブキャラの選択だけが光ってしまいました。このジンはすぐにその男にも同調してしまいます。はあ。。。。反乱軍に偉そうに演説しましたが、お前が言う?

そして無計画な設計図奪還作戦。みんなアホです。スターウォーズの軍事計画っていつもしっかりしているものではありませんが、それは最後に成功するから許されるんです。こんな全員死亡の無計画作戦で観客を感動だけさせようとするなんて。隕石群に突入して全員死亡させるハンソロ的な物語だったのでした。(成功しないとダメなんですおー。失敗するのが前提ならもっと覚悟を。)

そして、興ざめのサーバセンター。設計図のデータが大きいという説明。巨大アンテナで送信する?ハードディスクのような箱。でも送信後は小さくなり、最後はR2D2のメモリーに入るんですよね?だんだんと、データが小さくなる。そこに無計画に突入するという、ちょっと意味の分からない展開。命をかけるべき作戦でない前提。さらにおいうちをかけるように、ケーブルが足りないとか、マスタースイッチを押さなきゃとか。あたま大丈夫?

結局、能天気キャラが成功するでも無く、知的な展開も無く、少し程度の低い人々が死んでいくのを見せられただけでした。

ラストの完璧な展開は本当に素晴らしい。だからこそ、命を落とした人々には、その必然が欲しかった。運命を呪いながら、決断し成長し、命を落とす(活力も知力もある若い設定の)ヒロインが必要だった。こんな言われるままに行動し、さして自分では発見的な自分の人生も開拓していないヒロインがどうなろうと勝手にどうぞです。

小ネタは楽しめましたが、それだけの作品でした。もっと大切な物語をきちんとするべきでした。

 
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投稿者: : 2016年12月18日 投稿先 映画レビュー

 

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