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タグ別アーカイブ: サムヤン

GH2のレンズ構成考察

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今回の現場では、GH2ハックカメラを3台使う。役者をどう取り囲むか?を決めていかなければならない。照明との関係やロケ先の制約もあるので、現場に即した配置をしていかなければならない。

ZACUTOのカメラテストで、GH2が勝利したのは、照明の配置(PDF)とも言われている。そんな重要な照明配置にも配慮して、現場でカメラ配置をどう決めるのか?そして、どのカメラにどのスタッフを付けるのか?マニュアルレンズの得意なスタッフも居るだろうし、役者を追いかけるのが上手なスタッフも居るだろう。ただ、GH2を触るのが初めてのスタッフが多いと思うので、その特性理解も含めて、練習あるのみ!!だと思っている。

などと考えていると、今、手元にあるレンズは焦点距離、リングの硬さ、そして露出などバラバラであるので、それらを上手に運営するのも大変だなと思う。まずは手元にあるレンズをリストアップ。レンズマウント自体違うのでアダプターを介して焦点距離が変わったりするので、一応、35mm換算も添えておく。F2.8以下の暗いレンズは対象外。つまり使わない。

暗いレンズを使わないということは、被写界深度の浅い映画になるということになる。具体的には、映画「ブルーバレンタイン」の映像に近い傾向。リアルでシリアスなドラマ部分を広角で被写界深度の深い映像にすると、ビデオっぽさが出て、よりリアルになるのだが、今回はリアル過ぎるのを回避したい。対極にあるオペラ映像との関係もあるのだが、美意識を前面に出しつつ、ドラマ部分を創りあげたいのである。この部分は、数年考え抜いて、そういうイメージに固まった。撮影部に立候補されたい方は、「ブルバレ」をご覧になると、打ち合わせが早いと思う。

さてレンズリストは以下のとおり。

広角は2つ
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(35mm換算 24-70mm F2.8)
パナソニックLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.

(35mm換算 35mm F0.95)
コシナフォクトレンダー NOKTON 17.5mm F0.95
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標準は1つ
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(35mm換算 60mm F1.4)
サムヤン35mm F1.4 Aspherical IF
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望遠は2つ
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(35mm換算 100mm F1.4)
キヤノンEF50mm F1.4 USM

(35mm換算 170mm F1.4)
シグマ85mm F1.4 EX DG HSM
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偶然とは言え、標準が少なく、広角と望遠に集中している。もともと今回の映画は標準はそんなに要らないと思っていたので。

ただし、いろいろと性質が違う。

1:手振れ補正、オートフォーカスが有るのは、パナレンズのみ。ただし暗いF2.8である。

2:シグマは強烈に大きなレンズで重すぎる。

3:レンズに絞りリングが付いているのは、サムヤンとコシナ。

4:KIPONアダプターに絞りリングが付いているのは、シグマとキヤノン。

5:絞りリングがないが、パナは本体で露出を絞れる。

6:ピントリングの向きは全て同じ「左へ回すと無限遠」である。

7:ちゃんとしたマクロレンズがない。コシナがややマクロっぽいけど。

8:フィルター径が2グループ。58mmはパナ、コシナ、キヤノン。77mmがサムヤン、シグマ。

まあF2.8でも暗いレンズというのがミソ。広角はピント合わせが一番難しいので、パナのマニュアルフォーカスアシスタントを使ったり、オートフォーカス使ったりして合わせれば、操作は一番楽かも。唯一ズームもできる。フィルター径が2グループなのは、NDフィルター管理が楽になる。ピントリングも同じレンズばかりで良かったと思う。

すべてのカメラは一脚で撮影する予定。これは、微妙な手ブレ感を残したかったのと、ピント合わせの際に起きる回転操作ブレを抑制したかったから。一脚には、パン棒の付いた雲台を取り付ける予定。ただし、広角レンズの時は、パンはやらないつもり。望遠で役者のアップを撮影している場合にはパンはOKにする。あとは液晶モニターを付けるかどうか?これはスタッフに任意でと思う。ピン合わせをする時に、どうしたいか?それは練習で決めていきたい。一脚なので取り付けても重量バランスには問題ないが、気が散る場合があり、やってみないと分からない類だろう。

 

(今後の課題)
マクロレンズ、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは必要か?

最大の課題は、撮影部が一人も居ないという事態である。いやはや困った。是非、やる気のある方、応募お願いします。

 
2件のコメント

投稿者: : 2013年2月9日 投稿先 進行, 機材

 

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DSLR rig の結論

DSLR rigと検索すると、もう大変な画像の洪水だ。カメラを合体マシーンとして扱う恍惚感。あれも便利、これもカッコイイ。気がつくと現場で自己満足状態。思い直して、ZACUTOやREDROCKやedelkroneも漁ってみる。確かに楽しい。ラジコンやプラモデルの子供心を取り戻したりもする。3年くらい、そんな生活をしていた。で、脚本が完成し、カメラをGH2に決定し、再考する。本当に、これらのガジェットは必要か?

結論から言うと、

「自分には、映画というゴールがあり、どのシーンに、どのrigが必要か?そこだけを考えるべし。」

と言う事になる。変態リグを作って満足したらイケないのだ。それがゴールではないのだから。映像テストを撮って満足してもイケない。それもゴールではない。ゴールは作品を完成させること。(かなり当たり前)

で、脚本を元に考えてみると、なんとなくだけど、「教室」は時代劇のカメラワークだと、ふと思いつく。三脚(一脚も含む)撮影が基本で、たまに被写界深度浅い固定、手持ちもそこまで動かさない。クレーンやスライダーも少し使う。要は、「画角で勝負」みたいな感じ。流行りのドキュメンタリー要素は無くそうと思う。三脚撮影となると、ローリングシャッター問題も解決。手振れ問題も解決。その代わり、照明をすごくがんばらないと、淡々とした感じを出しかねない。「教室」はロマンテックな絵とエゲつない非道さを持ちあわせてなければならないと思う。

で、こんなになりました。

いくつか問題も起きました。

モニターはエーディーテクノさんのモニターを購入しました。これまで試用してきて、5型モニターだと今イチピントの山が掴めなくて、9型だと重すぎました。7型が丁度いいように思います。このモニターは、5Dmk2用に購入していたもので、今はもっといいモニターも有りますね。

で、このモニターには、三脚穴が3箇所空いているのですが、全てネジ切りが上手くいっていなくて、結局は交換してもらいました。(すぐ交換でサポートは好感触)。

HDMIケーブルは、またエーディテクノさんのカールコード採用ケーブルを購入しましたが、これは大失敗作だと思いました。

カールコードは太くて重くて、しかも延びません。カールコードなのに、ビヨーンとしなくて、大きいだけでした。しかも、コード自体の重みのために、カメラ側に接続するミニHDMI部分が、ポキッと折れちゃいました。何のために買ったんだろう。全然、使えませんでした。

結局、GtecさんのSK-HDMI035を購入し直しました。このコードは細くて30cmしか長さがないので便利です。しかも、とても軽い。取扱いや楽なのが、コード選びには重要だと思いました。(ただ、コードの安全を考えると、コネクターの負荷が高いので、更にL字の変換コネクターをかませるとイイのかなと思います。)

モニターをエツミのL型プラケットに取り付けることにしました。ちょうどいいネジがヨドバシカメラやアマゾンで見つからないので、島忠ホームセンターに行って1/4ネジを購入しました。これにワッシャーを挟みこんでみました。やや長いネジでしたが、モニター側の穴が深くて調度良かったと思います。GH2の上部のアクセサリーシューにモニターを付けられる方も多いとは思いますが、衝撃でモニターが落下したり、シューが破損するリスクが高いと思います。かと言って、カメラ覆うリグというのも、なにか、「結局はrigりたいんでしょ?楽しみたいんでしょー??」と反発する心の声も聞こえてきます。ここは心を鬼にして、エツミの単純なプラケットでガマンします。。。。



今日のレンズは、サムヤンです。韓国のレンズで、格安なのにとても性能のよいレンズです。(難点は重い、大きいし、MFです。絞りは手動リングで便利。)三脚撮影なので、重いレンズでも大丈夫になりました。先日、購入したKIPONアダプターを使えば、手持ちのEFレンズが使えるので助かっています。今、持っているのは、35mmF1.4ですが、最近、24mmF1.4も発売(日本では未発売)になったみたいで、多分、購入しちゃうでしょう。。。

 
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投稿者: : 2012年7月12日 投稿先 機材

 

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