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タグ別アーカイブ: マチコのかたち

「教室」まもなく第三稿プロット完成。

手元に在った花が枯れ始めたので、映画の小道具に購入したばかりの蝶の標本と写真を撮ってみました。かなり、ヤリ過ぎなヲカマ美意識な写真ですが、今回の映画のテーマに沿う写真です。

少し、「教室」の内容にも触れますが、蝶の標本や花は、「美しいもの」が好きな主人公ミチルが、子供の頃から集めているものです。「美しいもの」に厳格なミチルは、少しでも枯れた花は、摘みとってしまいます。「花は、無様であってはならない。」

そんなミチルも病や老いに蝕まれ、業病の烙印を刻まれてしまいます…

私でしか描けない作品を、今、作ろうとしているのです。が、映画は、一人では出来ません。チームプレイです。多くの異種の才能が集まり、個人の力量を越えるべきです。それは、私の為ではなく、作品の為です。私たちは、確実に死にますが、そんなはかない私達でも、力を合わせて、決して衰えることのないモノが作れるのだと思います。

 

(近況報告)東京音大の子達とオペラの練習をしています。今は Carmina Burana – In Trutina を練習しています。毎日、シナリオ書いていますが、常に聴いているのは、ラフマニノフ ヴォカリーズ(Rachmaninoff, Vocalise)です。この曲は、今回の映画の基本テーマ曲です。常に繰り返し挿入されるでしょう。とてもロマンティックな曲ですが、破滅的な物語に、彩りを与えてくれます。母の調子が良くないです。手術をし、入院しています。精神のバランスを崩し、そのエッセンスも、この映画に盛り込み始めています。この映画は、どこをとっても私自身です。これまでの自作「意識さえずり」「ヒダリ調教」「獣の処刑」「ファスナーと乳房」「眠る右手を」「マチコのかたち」「SPICA」全ての要素も入っています。自分の奥底と対話して脚本を書くと、結局は、同じモノを描きます。傷だらけの手が出てきたり、母親の病、命の消える瞬間の誰にも知られることのない想い、心を閉ざす人、挑発、絶望などです。早く第三稿を描き上げて、才能のある方に協力を要請していかないとと思っています。

 
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投稿者: : 2012年3月27日 投稿先 進行

 

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「マチコのかたち」本編

これも30分の短編です。もう10年も昔の作品です。

(物語)ある晩、偶然立ち寄ったレストランで、マチコは不倫相手を待ち続けていた。そこでマチコは、自分と全く同じドレスを着たマダム白金と知り合う。誤解からかお互いの感情をぶつけ合った二人は、不思議な信頼関係を築き始める。不倫の恋に悩むマチコに、マダムは“女のかたち”を変える魔法をかけると言うのだが・・・

「マチコのかたち」30分 DV

(雑記)DVカメラしかない時代だったけど、それでも頑張った。ずっとアートフィルム系実験映画ばかりだったので、娯楽の要素をどこまでヤレるのか挑戦してみたくて作りました。舞台劇のようなシナリオ書きました。撮影は2日間。ほとんど徹夜。今はなきシネマ下北沢で2週間レイトショー公開。打ち上げの時に「自分には、この作品には満足できる要素がない。」と言い放ち、あとで制作部に怒られる。でもやっぱり好きになれない。自分のフィールドじゃない感じ。だから上映にも消極的。映画祭にもほとんど行かなかった。井川くんには迷惑をかけました。リベンジしたくて同じ役者&スタッフで、「SPICA」を作った次第です。

監督 白川幸司
撮影 井川広太郎(「東京失格」監督)
音楽 小松清人(WaTプロデューサー、柴咲コウ「かたちあるもの」)
出演 鈴木薫、エミ・エレオノーラ 

2004.01 バンコク国際映画祭正式招待 (タイ)
2004.03 SKIPシティ国際Dシネマフェスティバル 正式上映(川口)
2004.06 イメージフォーラムフェスティバル2004正式招待 (福岡)
2004.06 シネマアートン下北沢 レイトショー 6/19~7/2
2004.09 JuMF2004 eMotion Film Festival Conpetition グランプリ(韓国)
2004.09 第23回バンクーバー国際映画祭 正式招待(カナダ)
2005.07 第14回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 正式上映

(感想)やっぱり、エミさんの存在感、ミュージカルシーンが際立っている。ドキドキしながら、役と歌の依頼をしたのを覚えてる。エミさんからは、いい刺激をたくさん貰った。三上さん&エミさんVer.舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」からも「教室」は大きな影響を受けている。ヲカマの生き様には「聖なるもの」と「俗なるもの」が混在している。それは、まるで自分そのもの。自分自身のそういった面に目を向ける機会になったと思う。

タイの短編映画祭の審査員で、バンコクに行った時に、アピチャッポン(ジョー)と最新作を観せ合う感じになった。向こうもヲカマミュージカル「アイアンプッシーの冒険」を作っていたので、すごく連帯感を感じた。映画祭内で対談することにもなり、お互いに、自作の方向性を転換しようとしているんだなと思った。

 
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投稿者: : 2012年2月16日 投稿先 雑談

 

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